2008年06月05日
世界の辻谷社長

最近マスコミに登場したこともあるので、
知っている方もいることでしょう。
アトランタ、シドニー、アテネと
オリンピック3大会連続で金・銀・銅と
メダルを独占した砲丸の作り手です。

北京オリンピックに砲丸を出すことを拒否したこと。
ただし、昨年の11月にこのことを決めており、
餃子やチベットの問題と関係はないので念のため。
今日の静岡法人会支部総会の記念講演で、
その辻谷社長の話を聞くことができました。
いや~、なかなか参考になることが多かったですね。
ひとつだけ挙げると、
うまくいかないとき、不調なときは、原点に戻ることが大事だということ。
国際規格に合わせた砲丸を作ろうとしても、
20~30%もの不良品が発生してしまう。
NC旋盤を使ったら、不良品が70%以上とさらにひどくなってしまう。
この時に原点に立ち帰って、材料の鋳物自体を知らなくてはと
鋳物屋に1年半通ってイチから材料の勉強をしたそうです。
これはとても大事なことですね。
下の写真はオリンピックに出した砲丸。
左がアテネ、右がアトランタだそうです。
実際に持ってみました!重いです!(当たり前か)
Posted by hiroyuki at 21:22│Comments(0)
│経営