2008年08月04日
差別化するのは商品だけでは・・・・

差別化がなぜ難しいのか考えています。
前回は差別する主体はお客様であるので、
お客様の立場から見て差別化を考えないと
トンマな差別化になってしまうという話でした。
そこを踏まえても、
差別化することはとても難しいですね。
差別化を難しくしている大きな原因は2つあります。
その1つは、経営のどこを対象として、
差別化を考えたらよいかが、
きちんと捉えられていないことにあります。
差別化というと、
商品の差別化をまず考えませんか?
「差別化=商品の差別化」と考えている人もいるでしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。
同じような商品を扱っているのに、
その店だけ流行っていることありませんか。
もっと極端な例は保険の代理店です。
保険の代理店は
自分で新しい商品をつくることはできませんね。
どの代理店も保険会社が作った商品を売るだけです。
でも、うんと業績の良い代理店と
売れなくて廃業する代理店がいるのはなぜでしょうか。
廃業する代理店だって、
その多くは一所懸命やってたはずです。
努力の差だけに帰することはできないはずです。
両者は何かが違うのですね。
「違う=差別化」ではありませんか?
お客様から見て、何かが違うのです。
では、どこがどのように違うのか?
差別化を考える対象とは何と何なのか?
これまた不定期につづきます。
Posted by hiroyuki at 11:26│Comments(0)
│ランチェスター