2008年11月10日
今度は真面目な話です

またその話かいなと思わないでくださいね。
今回は至極真面目な話です。
各観光地のお土産として、
その土地に合わせて女の子の絵などを替えた
よくある大量生産お土産の1つです。
ただアイデアが良いですね。
平凡な品ではなく、受け狙いのできる商品。
オフ会でのみんなの反応が、
アイデアの良さを裏付けています。
では、これが定番のヒット商品となるかといえば、
?????
ですね。
土産物売り場で目を引くのはOK。
しかし、実際に買うとなると、
自分でお金を出してまで・・・・・
となる人が大半ではないでしょうか。
土産話になっても土産にまではならない。
実際にこれを買うところまで行く層は、
非常に少数でしょうね。
そして、その少数の客も2回も3回も買わないでしょう。
1度買っていって、ひととおりウケたらそれでお終い。
味にはそんなに期待できませんものね。
購買する客層が広がらず、
リピートが望めない商品。
大企業であればこれでもいいんですね。
短期間パッと稼いでもらって、
飽きた頃に次のを出せばよい。
でも、小さな会社がこれをやったら、
次から次へと開発費用がかかって大変です。
それでも百発百中ならなんとかなるかもしれませんが、
そんなに当たるものでもありません。
おっ○いプリンの何が問題かというと、
アイデアを形にしただけの商品だからですね。
アイデア商品って、面白いけど買わないでしょう。
アイデアから入るのはいいのですが、
それを形にしただけではちゃんとした商品にならない。
そして、産業にならないんです。
こういう話、おっ○いプリンで考えると分かりやすいでしょう。
商品が楽しい!?というのは別にしても、
とても分かりやすい例ですからね。
では、「季の菓 和」さんが冗談で作った
「おっ○いまんじゅう」はどうでしょうか?
和さんが作ったので質が高く、うまいと思われます。
それでいて話題性十分!
これならアイデアのみじゃないのでOKでしょうか。
確かに話題性もありますし、
新しいお客が増えるかもしれませんね。
でも、呼ばれざるお客もたくさん来そうです。
そして、お店のコンセプトが変わってしまう。
そうすると、これまでの常連さんの中には、
離れて行く人も少なからず出てくるでしょう。
かといって、新しいお客が定着するかというと、
やがて飽きていなくなる率が高いでしょうね。
やっばりダメです。(笑)
今回書いてる話は、当たり前の話ですよね。
わざわざ人に言われなくてもわかると言うかもしれません。
でもね、自分のことになると
これが分からなくなるから不思議です。
特に差別化を考えたり、規模の拡大を考える時に、
見事に見えなくなりますからね。
Posted by hiroyuki at 13:28│Comments(2)
│経営
この記事へのコメント
こんにちは!
あのプリンの話が、こんなに真面目なビジネスの話になるなんて!!(笑)
さすが!ランチェスター戦略ですね~。
もういちど、ランチェスター戦略のマンガを読んでみたくなりました。
あのプリンの話が、こんなに真面目なビジネスの話になるなんて!!(笑)
さすが!ランチェスター戦略ですね~。
もういちど、ランチェスター戦略のマンガを読んでみたくなりました。
Posted by あられ at 2008年11月10日 17:04
あられさん
みんなで騒いでる時にひとり冷静になって・・・
なんてわけではないですよ!
あの時はただのアホでしたから。(笑)
色々考える、いいきっかけなのかもしれませんね。
みんなで騒いでる時にひとり冷静になって・・・
なんてわけではないですよ!
あの時はただのアホでしたから。(笑)
色々考える、いいきっかけなのかもしれませんね。
Posted by hiroyuki
at 2008年11月10日 19:28
