2009年01月08日
一番使えるランチェスター法則

昨日は「経営力学」という言葉を使いました。
「力学」と聞いただけで頭が痛くなる人が
多いかもしれませんね。
拒絶反応を示されても困りますので、
経営のルールと読み替えておきましょう。
構造力学はホントに頭が痛くなりそうな数式が、
いくつも出で来ますが、
経営のルールに出てくる数式は、
せいぜい掛け算ですので安心です。
ちょっと、経営のルールの世界を
のぞいてみましょうか。
経営のルールの世界で、
一番使い出があるのがランチェスター法則です。
そう、このブログのタイトルにある「ランチェスター」とは、
このランチェスター法則を指しています。
ランチェスターの法則とは、
イギリスの技術者フレデリック・ウイリアム・ランチェスターが、
第一次世界大戦が始まってから約2ヵ月後に発表した
戦闘の攻撃力に関する法則です。
これが競争の法則として、戦争だけではなく、
競争の生じること全てについて通ずるのです。
経営もシェアを巡る競争ですから、
当然ランチェスター法則が働きます。
ランチェスター法則の中身はここでは説明しませんが、
この法則は第1法則と第2法則との2つの法則からなり、
戦闘条件によって適用される法則が変わります。
このことから兵力数の多い優勢軍が有利になる条件と、
兵力数の少ない劣勢軍が取らなければならない条件との
2つの条件が存在することが明らかにされました。
言い換えれば、優勢軍の将軍の取るべきやり方と、
劣勢軍の将軍が取るべきやり方との2種類があって、
その2種類は全く違うことがはっきりしたのです。
ところで、ランチェスター法則の経営への応用研究は、
日本で最も進んでいます。
その中で優勢軍のやり方を強者の戦略、
劣勢軍のやり方を弱者の戦略と、
小気味の良い表現がなされています。
さらにこの強者の戦略を取ることの出来る条件も、
理論的に明らかにされています。
それによると、強者の戦略を取ることが出来る会社は、
わずかに0.5%、つまり1000社に5社しかないのです。
ほとんどの会社は弱者の戦略を用いなくてはならないのですね。
ここに大きな問題が起こることになります。
明日へ続きます。
(画像:フリー素材屋Hoshino)
一番使い出があるのがランチェスター法則です。
そう、このブログのタイトルにある「ランチェスター」とは、
このランチェスター法則を指しています。
ランチェスターの法則とは、
イギリスの技術者フレデリック・ウイリアム・ランチェスターが、
第一次世界大戦が始まってから約2ヵ月後に発表した
戦闘の攻撃力に関する法則です。
これが競争の法則として、戦争だけではなく、
競争の生じること全てについて通ずるのです。
経営もシェアを巡る競争ですから、
当然ランチェスター法則が働きます。
ランチェスター法則の中身はここでは説明しませんが、
この法則は第1法則と第2法則との2つの法則からなり、
戦闘条件によって適用される法則が変わります。
このことから兵力数の多い優勢軍が有利になる条件と、
兵力数の少ない劣勢軍が取らなければならない条件との
2つの条件が存在することが明らかにされました。
言い換えれば、優勢軍の将軍の取るべきやり方と、
劣勢軍の将軍が取るべきやり方との2種類があって、
その2種類は全く違うことがはっきりしたのです。
ところで、ランチェスター法則の経営への応用研究は、
日本で最も進んでいます。
その中で優勢軍のやり方を強者の戦略、
劣勢軍のやり方を弱者の戦略と、
小気味の良い表現がなされています。
さらにこの強者の戦略を取ることの出来る条件も、
理論的に明らかにされています。
それによると、強者の戦略を取ることが出来る会社は、
わずかに0.5%、つまり1000社に5社しかないのです。
ほとんどの会社は弱者の戦略を用いなくてはならないのですね。
ここに大きな問題が起こることになります。
明日へ続きます。
(画像:フリー素材屋Hoshino)
Posted by hiroyuki at 20:03│Comments(0)
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